連載 タッチの力 対談/山口 創×有本匡男「触れよう、タッチの力」04 受動的注意集中、またはなっちゃう系!?

| 山口 創、有本匡男

日本には「タッチ=触れる、触れられる」の機会が少ない。そんな思いから、日本のタッチ研究の第一人者である山口 創先生(桜美林大学教授)を筆頭に、teateセラピストの有本匡男氏(日本ホリスティック医学協会 常任理事)をはじめとする、タッチのスペシャリストたちが集おうとしています(「タッチの力」を広める協会の立ち上げも、現在進行中)。

そのスペシャリストたちについては、本連載中で今後、紹介していきますが、まずは去る6月28日に行われたコ2【kotsu】トークイベント「触れよう、タッチの力(山口先生×有本氏対談)」の模様を、五回にわたってお届けします。

第四回は、タッチで身体がゆるむと、感受性が上がることについて。ワークの実践もありました。

※本連載は、9月29日(金)に開催される第三回ソマティックフェスタとの連動企画です。ページの最後にご案内がありますのでそちらもご覧ください。

 

コ2トークイベント01

対談/山口 創×有本匡男
「触れよう、タッチの力」

第4回 受動的注意集中、またはなっちゃう系!?

語り山口 創、有本匡男
写真コ2編集部

 

山口先生、有本さん

“感じられない”とは、伸びしろがあること

山口 創(以下、山口) これは私自身の体感でもありますが、身体に触れてもらうとやはり、触れられた箇所もそうですし、身体の内側にも注意がいくようになります。でもこれには個人差があるのでは? とも思います。

感覚の敏感な人は、軽く触れられただけでもその効果が感じられ、身体の状態がよくなるだろうと思うのですけれども、触られてもあまり感じられない人との違いを、お聞きしたくて。

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–Profile–

山口 創(Hajime Yamaguchi
桜美林大学教授/臨床発達心理士。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は、健康心理学、身体心理学。聖徳大学人文学部講師を経て、現職。肌のふれ合い(スキンシップ)が心に与える影響を研究し、日本のタッチ研究の第一人者として知られる。
著書に『幸せになる脳はだっこで育つ。強いやさしい賢い子にするスキンシップの魔法』『子供の「脳」は肌にある』『皮膚感覚の不思議』など多数。
Web site 山口研究室のホームページ

有本匡男(Masao Arimoto
teateセラピスト。幼少期に、仏教の考えに触れ、「幸せとは」について考え始める。2002年よりセラピストとして活動を開始、同時にヨガ、哲学を学び始める。2007年より「teate(てあて)セラピー」を始める。現在は講演、ワークショップを通じて、「teateセラピー」やホリスティックヘルスケアの普及につとめている。
Web site​ ホリスティックヘルスケア研究所