対談/北川貴英&山上亮 第八回「親子体育」をかんがえる(最終回)

| 北川貴英 山上亮

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システマ東京の北川 貴英さん、整体ボディワーカーの山上 亮さんの対談もいよいよ最終回。第八回では、「体育=からだを育てる」ことを再び、考えます。からだのチャンネルが閉じていても、からだの声を聞きすぎていても、からだは育っていくことができません。では親子体育が“本当にできること”って、何? お二人のいつもの活動から、親子体育の本質を語ってもらいました。

北川貴英&山上亮 「親子体育」をかんがえる

第八回  体験してしくじって、親子で育つ

語り北川貴英、山上亮
構成阿久津若菜

 

理屈ではなく体験する!

コ2編集部(以下、コ2) 前回(第七回)のお話の中で「親子体育で目指すところがあるとしたら、“からだのチャンネルをできるだけ開くきっかけをつくる”こと」というお話がありましたよね。この、からだのチャンネルを開くとは、具体的にどういうことなのでしょうか?

山上 チャンネルを開く、もしくは増やすのに、子どもにいろんな体験をさせることは、とても大きな要素ですよね。

北川 そうですね。幅広く世界を体験することですから。

山上 体験というのはからだ全体、五感すべてを使って感じていくことが大事だと思います。DVDで、きれいな海外の海を眺めるくらいなら、「チャリで海まで行こうぜ!」とかね。そうやって眺めた海の風景はまったく違うものですよ。たとえあまりきれいでない海でもね。

北川 そうやって実際の体験を積み重ねていくことで、子ども自身の“からだに対する自信”が、培われていくのではないかと。


山上 それはシステマの親子クラスでも実践されているんですか?

 

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–Profile–

北川貴英(Takahide Kitagawa写真左
08年、モスクワにて創始者ミカエル・リャブコより日本人2人目の公式システマインストラクターとして認可。システマ東京クラスや各地のカルチャーセンターなどを中心に年間400コマ以上を担当している。クラスには幼児から高齢者まで幅広く参加。防衛大学課外授業、公立小学校など公的機関での指導実績も有るほか、テレビや雑誌などを通じて広くシステマを紹介している。

著書
「システマ入門(BABジャパン)」、「最強の呼吸法(マガジンハウス)」
「最強のリラックス(マガジンハウス)」
「逆境に強い心のつくり方ーシステマ超入門ー(PHP文庫)」
「人はなぜ突然怒りだすのか?(イースト新書)」
「システマ・ストライク(日貿出版社)」

DVD
「システマ入門Vol.1,2(BABジャパン)」
「システマブリージング超入門(BABジャパン)」

web site 「システマ東京公式サイト

山上亮(Ryo Yamakami写真右
整体ボディワーカー。野口整体とシュタイナー教育の観点から、人が元気に暮らしていける「身体技法」と「生活様式」を研究。整体個人指導、子育て講座、精神障碍者のボディワークなど、はばひろく活躍中。月刊「クーヨン」にて整体エッセイを好評連載中。

著書
「子どものこころに触れる整体的子育て(クレヨンハウス)」
「整体的子育て2 わが子にできる手当て編(クレヨンハウス)」
「子どものしぐさはメッセージ(クレヨンハウス)」
「じぶんの学びの見つけ方(共著、フィルムアート社)」

山上 亮ブログ:http://zatsunen-karada.seesaa.net/