【5/19 イベント情報】「講座『警察を動かして身を護る ストーカー対策』で伝えたいこと」 葛西真彦

| コ2編集部

来る5月19日(土)、コ2【kotsu】の連載でもお馴染みの葛西真彦先生による講座『警察を動かして身を護る ストーカー対策』が開催されます。それに先立ち、葛西先生より講座への思いを文章で頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

 

「講座『警察を動かして身を護る ストーカー対策』で伝えたいこと」

文・葛西真彦

photo/Janna Heyerick

恐らく多くの人がストーカ事件の報道を見る度に、

「被害者は事件の前に警察に相談行っていた」

という文言を見ているのではないでしょうか。あるいは実際にストーカー行為に悩まされて警察に行ったものの「期待したような対応をしてもらえずガッカリした」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん警察といっても万能ではなく、私の経験を踏まえても残念なことですが応対した警察官にも当たり・外れがあることは否めません。ただ、だからといって巷で言われるように、「警察は事件にならなければ動かないから、ストーカー対策には役に立たない」ということはありません。

巨大な組織だからこそ、味方につければ非常に強力な味方にもなります

そこで大事になるのは、

  • 相談の仕方
  • タイミング
  • 状況の説明の仕方

など、彼らが動きやすく動かざるを得ない相談の仕方を知っておくことなのです。

「なんで被害者がそんな面倒なことを」と思う方も多いでしょう。ですが約30万人が働く警察組織を維持するにはどうしても、独自の仕組みが必要なのも事実です。一般企業であっても大なり小なりそれぞれの会社・組織の中で物事を円滑に進めるルールがあるかと思いますが、組織的に巨大な上、「犯罪」という特殊なものを扱う警察の場合、さらに複雑になるのはやむを得ないところでもあるのです。

今回の講座では、ストーカー対策をテーマにしていますが、これを入り口に、警察組織のルールを踏まえた上で、間接護身を含めて警察に助けを求める際に、彼らに上手に働いてもらうためのコツ・知識をお伝えしたいと思っています。

具体的には、

  • 通報の仕方
  • 警察に何を求めるのか、求められるのか
  • 警察の内部的な諸事情

などについてお話をすることで、

・警察をベストパートナーとして助けを求められる流れ

をご紹介したいと思っています。

また、これまでのコ2【kotsu】での連載「実践、超護身術」でもご紹介しきた、人相、筆跡、性格的傾向からの危険度査定などにも触れられればと思っています。

ストーカー対策はもちろん、本当にリアルな護身を考える時に、法執行機関である警察の存在なしでは考えられません

この事実を一人でも多くの方にお話しできればと思っています。皆さまの参加をお待ちしています

 


【講座1】『警察を動かして身を護る ストーカー対策』

 

【講師】葛西真彦
【日時】5月19日(土)11時~12時30分
【場所】都内(申し込み受け付け後、参加者に直接ご連絡します)

【参加料金】3500円、パートナー割り(二人一組)6000円(二名)
【定員】14人(受付順となります)

※本講座では法律的なアドバイスは行いませんのでお間違えないようにお願い致します。

【参加方法】申し込みフォーム

【締め切り】5月16日(水)必須

【主催】WEBマガジン コ2【kotsu】編集部(日貿出版社)

※当日は撮影、録音などはご遠慮頂きます。


【講座2】『STOP!泣き寝入り 企業内護身術』(プライベートのみ)

昨今話題の企業内におけるハラスメント。実際に被害者に遭っていて、色々情報は調べたり、上司や法務部、顧問弁護士に相談しても、うやむやにされるケースも多く、どうしたらいいのか分からず泣き寝入りのまま苦しんでいる方が多いのが現状です。

また、勇気を振り絞って実際に法的機関に訴えたものの、自分の願うべき方向に結果が動かなかったというケースも少なくありません。

こうしたハラスメントはどういう選択肢が正解なのかは、当事者の環境によって大きく異なり、ケースバイケースであるためなかなか一概に答えを出すことも難しいのも事実です。

そこで今回は、個別に現状を伺い、法テラスへ事案も持っていけることを一つのゴールにしつつ、あなたにとって納得できる案を導き出すために、具体的にいますぐ何をすべきか、どう備えるかを個別にお話します。

  • 45分間の個別相談ですのであなたの現状に即した具体的なお話をします。
  • ハラスメントの実情をどう証明するか、何が必要かについてお話をします。
  • いま現在はそれほど激しくないけれど、日常的に圧力を感じている方への予防策もお話します。
  • 申し込みフォームにある「現状について」という項目に、現在在実際にハラスメント行為に遭っている方、あるいはそれに類する行為を感じている方は、当日の時間を有効に使うために具体的に現状をお書きください。

※お時間都合で定員は4名様限定となります。希望が多いときにはお申し込み先着順になります。

※本講座では法律的なアドバイスは行いませんのでお間違えないようにお願い致します。

【講師】葛西真彦
【日時】5月19日(土)14・15・16・17時まで 各回お一人45分ずつ。
【場所】都内(申し込み受け付け後、参加者に直接ご連絡します)

【参加料金】価格6000円
【定員】4人(受付順となります)

※お申し込みの際に希望のお時間を第1候補から第4候補まで選択して頂きますが、他の方と時間が重なった際には先着順となります。詳しい調整はメールで行わせて頂きます。

※本講座では法律的なアドバイスは行いませんのでお間違えないようにお願い致します。

【参加方法】申し込みフォーム

【締め切り】5月16日(水)必須

【主催】WEBマガジン コ2【kotsu】編集部(日貿出版社)

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–Profile–

葛西眞彦(Masahiko Kasai)(写真右)

かさい・まさひこ。1977年10月26日生まれ、青森県出身。間接護身アドバイザー。

日本在住時は意拳、フルコン空手、杖、剣道、逮捕術、合気道等を修行していた武術歴約30数年の元刑事。現職時代に大病を患い、発作で仕事もままならなくなったことから、漢方治療を受けるため早期リタイヤし台湾へ移住。

1年間の漢方治療を経て発作も収まり、体がある程度動くようになったため、台湾での本格的な中国武術修行を開始。

台湾では、中華民国八極拳教練資格を日本人として初取得、また同様に推手教練資格も日本人として初取得。

台湾で実施される競技推手世界大会を運営する団体に所属し、詠春拳と太極拳、八極拳を修業し、シニアの身の上でありながら、競技推手青年部での中量・重量級チャレンジを続け、優勝・入賞経験を積み重ね、その経験と技術を後進に伝えている。

日本の選手を団体流派の制限を一切問わず、最短の時間と努力で台湾大会に入賞・優勝するために必須の技術と哲学を公開指導。

競技推手大会開催地である台湾に居住し、常に参加選手、参加団体との交流があるからこそできる分析、解析を強みに、熱意のある方に情報を還元。

指導者としてのスキル研鑽にも力を入れ、関わった日本人全員が世界で優勝することを目標にして、指導と修業を並行した研鑽を続けている。

現在は競技推手のみならず、自由推手と養生推手および詠春のチーサオを融合させた、総合的な崩しと打撃へ対応できる技術を研鑽し、独自の境地を見出すための努力を続けている。

最終的には日本に帰国して、素手の崩しと武器の崩し、ランダム性の中で戦えるものを、刑事時代の経験等からも総合的な形でまとめた独自の技術として提唱すべく準備中。

執筆活動も精力的に行なっており、台湾では心理学と人相に関する本を1冊、護身術に関する本を1冊出版。

日本ではwebマガジン「コ2」にて、直接的な攻撃や抵抗の段階に入ることなく、事前に危機を察知、回避することを主体とした「間接護身」という独自の概念を紹介・解説するコラムを書籍化し、応用編を現在執筆中

主な入賞経歴
2016年10月、 台湾世界大会「第六屆世界盃太極與推手錦標賽」第七級(76〜83kg)にて三位入賞(台湾推手大会の入賞としては日本人初)。

2016年12月、 台湾全国大会「第十二屆志堅盃全國太極拳錦標賽」社男第五級(80〜90kg)にて優勝(台湾推手大会の優勝としては日本人初)。

2017年5月、台湾全国大会「第10屆道生盃武術錦標賽-定步推手比賽」第七級(82kg以下)にて優勝。

2017年10月、台湾最大の全国大会である「第7届總統盃全國太極拳錦標赛」青年男子第八級(83〜91kg)にて優勝。

2017年12月、台湾全国大会「第十三屆志堅盃全國太極拳錦標賽-定步推手比賽」第七級(91kg以下)にて2位。

2018年10月、台湾世界大会「第七屆世界盃太極與推手錦標賽」青年男子第七級(76〜83kg)にて2位。

2019年12月、台湾全国大会「第十五屆志堅盃全國太極拳錦標賽」小よく大を制すを体現するため、中量級の体重で最重量級に参加し、110キロ、115キロ、140キロの重量級選手を倒し優勝。

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